フォレスト歯科ドクターブログBlog
歯周外科
2016.03.19
先週は表題の糸抜きがありました。
当院で歯周外科を行うのは久しぶりでしたが患者様も「痛くなくてよかった」とおっしゃってくださってよかったです。
皆さん、歯科医院で「スケーリング」はなさっていらっしゃるでしょうか?
歯 は歯茎から突き出て存在していますのでその境界はどうしても溝になります。この溝に細菌が住み着いて持続的に炎症を引き起こします。やがて骨を溶かし、 歯がぐらぐらして使用できなくなります。毎日の歯磨きがその炎症を軽減するのに非常に重要なのですが溝が深くなるとどうしても歯磨きだけでは足りなくなり ます。
ある研究では溝の深さが4ミリを超えるとどんな歯石取りのベテランの衛生士さんでも取り残しが生じるそうです。
この見えない歯石を見えるようにしよう、そしてきっちり取り除いて歯茎の炎症を止めよう、という発想がもっとも基本的な歯周外科の発想です。歯周外科の目的・手技は非常に多岐にわたりますが今回のはそのもっとも基本的なものでした。
インプラントは現在の歯科治療において非常に重要な位置を占めるようになりました。しかし私たちは根本的にはご自身の歯を出来るだけ長く使っていただきたいと考えています。
まず残せる歯を最大限の努力で残したい。
それでもどうしても残せない。無理に残せば将来にむしろマイナスの要因になる。
そのような時にはやはりインプラントのご相談をさせていただくことが多いです。
まず、ご自身の歯で一生噛んでいただけるように定期健診を頑張りましょう!
ちなみに、インプラントは虫歯にはなりませんが手入れが悪いと歯周病になることもあります。(正確には「歯」周病ではなくて、「インプラント」周病です)
インプラントも定期的なお手入れは大切なんです。