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かぶせ物のご説明2

2016.04.18

先週はかぶせ物の種類のそれぞれの違いについて途中までご説明させていただきました。

基本は銀のかぶせ物であり、その表に白い材質を貼り付けたものが前歯用の差し歯であること。
その貼り付ける白い材質に何を用いるかで保険の適応の可否があって、レジンを用いた場合は保険の適応が認められていますがセラミックスの場合だと認められていなくていわゆる自由診療の範囲に入ること。通称をメタルボンド、ということ。
ここまでご説明させていただきました。

さて、このメタルボンドが長らく自由診療の差し歯の主役でしたが欠点も昔からわかっていました。
たくさん歯を削らなければならないことから生じる欠点と、内側に金属を持つことによって生じる欠点です。
前者はここでは割愛して、後者の問題を言えば以下の三つです。
・透明感がないこと。(自然感に劣る、ということです)
・歯周病が進行して歯茎がやせると内側の金属が見えて歯茎との境目に黒い部分が目立つことがある。
・金属を使用しますので人によっては金属アレルギーを生じる場合もあります。(まれですが)

このことを改善するにはどうしたらいいのかは、わかっていました。内側に金属があるから生じることなので金属を用いず、すべてセラミックスでかぶせ物を作ればいいのです。
でも、強度の問題があって出来なかったのです。(一応、技術としては昔からありましたが広く普及するには信憑性が足りませんでした)

それが近年の技術革新により可能となりました。
金属を使用せず、100%セラミックスで作成します。
ですので「オールセラミックス」です。まんまですね。

これですと、上記の欠点がすべて改善されます。
透明性があって自然な歯の感じがあります。
歯周病によって歯茎が下がっても中の金属が露出することもありません。
セラミックスは体に優しい素材です。(生体親和性が良い、と表現します)アレルギーなどもありません。
このようにいいこと尽くめです。

よろしくご検討いただいて、またご質問などご遠慮なく下されば、と思います。

 

江坂で歯医者をお探しなら『フォレスト歯科』へお越し下さい。

完全個室の落ち着いた歯医者さんで、誠実で妥協しない治療を行っております。

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