フォレスト歯科ドクターブログBlog
親知らずの活用法
2017.05.29
「親知らず イコール 邪魔者、抜いてしまうべきもの」というわけではなく上手に活用すれば余分に歯を抜いたり削ったりすることをさける手段になりえる場合があります。
一番頻度の高い活用方法は「移植」ですが、今週は別の件がありましたのでこの話題はまたの機会にさせていただこうと思います。
今週遭遇したケースは、「手前の7つ目の歯が虫歯で崩壊していて、抜歯せざるを得ない」ケースでした。
上は7番までちゃんと生えているので下の7番を抜歯すれば下が一本かむ場所が足りなくなるわけなのでバランスが悪いのでインプラントなどの何かの手段を講じるのが望まれます。
しかしこの患者様の場合は、後ろに斜めになって歯茎の中に埋もれたままの親知らずが眠ったままだったのです。
今回は7番を抜いた後、これが自然と2~3年かけて生えてくることで余計な手段を講じなくても済むことを期待しようというご説明をさせていただきました。
完全にまっすぐに生え揃うことは少ないですが噛むことに支障ない程度に並んでくれることを多々経験しています。
そのままにしていたら虫歯や歯周病などでとにかく大変な思いをすることが多い親知らず。だからと言って抜くのも大変。
すべての方に当てはまるわけではありませんが、当てはまる方については、親知らずを上手く活用することで患者様の苦痛、苦労を少しでも軽減できればと考えています。
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