フォレスト歯科ドクターブログBlog
インプラントの為に上顎洞をCT撮影
2017.10.06
今回は、右上のインプラント治療のためにCTを撮影していただいたところ、通常のレントゲンだけでは得られなかった情報が得られた患者様が居られました。
画像は、CT撮影の画面を上顎を湾曲面で切って右上から見ている画像です。スリガラスのような色合いが、粘膜が分厚くなっていることを示している部分です。(わかりづらいですよね。すみません)
パノラマレントゲンではよく分からなかったのですが、CTを撮影させていただいたところ、はっきりと上顎洞の粘膜に通常よりも厚みがあることがわかったのです。
特に炎症性のものでなく、そのままインプラント治療が可能なケースもありますが、耳鼻咽喉科サイドからの治療が必要なケースもあります。
大切なのは、しっかり調べる。確実に、安全に行うことです。
言ってしまえば当たり前ですが、その当たり前のことが当たり前に行われていないこともまま、耳にします。
今回のケースも、まず、患者様にご説明させていただき、耳鼻咽喉科へのご紹介状を出させていただきました。
「インプラントは口に入ったけれど、そうしたら蓄膿(ちくのう)になった」
イコール、
「歯科的には治療したというけれど、その結果、耳鼻咽喉科の疾患が発生した」
ということですよね。
それは治療でしょうか?
そうではないですよね。
そのような本末転倒の事態にならないように(当たり前のことですが)CTによる精密検査は本当に大切だ、と改めて実感するケースでした。
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