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左右同時に治療された患者様

2017.06.26

先週、表題の患者様が居られました。
もともと、当院で一度歯石取りで来院されました。
その際、左側に根の処置が必要な歯があることを指摘させていただき、次回から治療を開始しましょう、とお話しておりました。
全体的にいくつか根の治療が必要な歯がありましたが、右はとりあえず急を要さないと判断される歯でした。

その患者様が出張で東京に行かれた際に左側の歯が腫れて根の処置を受けられました。
その処置自体は全く問題ない処置だったのですが、不思議なことに右側も被せ物が外されていました。根の中はまだ手付かずでした。

どうして不思議だったかと言うと右の歯は急を要する症状があるように見えなかったからです。
「でもたまたま今回、右側も同時に痛くなってしまったのかな?」と思いました。
それで実際に患者様に聞いて見ました。
すると右側も同時に治療を開始されたこと。
別に痛くなった訳では無かったこと。
患者様がご希望されたわけではないこと。
なのだそうです。

それで聞きました。
「食べづらくないですか?」と。
すると
「そうなんです!困っているんです!」と。

それで右側の歯を応急的に処置して右側で噛んでいただけるように回復しました。本日2度目に来院されて、その折に聞いてみましたが「右側で噛めるようになりました」とおっしゃってくださいました。

左側が腫れて処置を開始することになった。
→ 左側で噛めない。もしくは噛みづらい。
→ 右側は極力、左側で噛めるようになるまで処置はしない。仮に処置をしても、噛むことに支障のない処置をする。

もちろん、期間短縮のために平行していくつかの治療を行うことは必要です。でも、左側に明らかに治療が必要な部位が他にもあるにも関わらず、なぜ先に、しかも平行して右側の処置を開始したのか?

この患者様を治療なさった東京の先生はこういう思考をなさらなかったのだろうか・・・?

ちょっと考え込んでしまう出来事でした。

私も患者様の気持ちを慮れずに治療を行っている部分が無いだろうか?
そのような、他山の石として、忘れずに居たいケースでした。

江坂で歯医者をお探しなら『フォレスト歯科』へお越し下さい。
完全個室の落ち着いた歯医者さんで、誠実で妥協しない治療を行っております。

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