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ヘルペス性歯肉口内炎

2017.11.01

しばらく前ですが、表題の患者様が来られました。
主訴としては、「歯ぐきに水ぶくれがあちこち出来てはつぶれる」でした。
お口を確認させていただくと、全体的に歯ぐきに白っぽく、水ぶくれが出来ていました。
一部は破れていました。痛みはあまりない、ということでした。

問診を進めると、数日前から熱があって、内科を受診されたそうです。
そこで風邪だろう、ということで抗生物質と解熱鎮痛剤を処方されてしばらく飲んだけれども改善が無い。お口については内科の先生はなにもおっしゃらなかった。

こういう話がありました。
そこで、ヘルペス性の口内炎を疑いました。

ヘルペスウィルスはⅠ型とⅡ型に分けられます。
イメージが悪いのはⅡ型が性行為感染症に関連するからですが、Ⅰ型はこれとは無関係です。

この単純ヘルペスウィルスはなかなか特徴的な感染の仕方をします。
神経を好み、神経節、というところで休眠してしまうのです。

それが体調が悪くなったりすると表面に出てきて水疱を作ったりするのです。
対処としては抗ウィルス薬を服用もしくは塗布します。ウィルスですので抗生剤は無効です。

今回の患者様もそのような処置を行うことになったようです。

江坂で歯医者をお探しなら『フォレスト歯科』へお越し下さい。
完全個室の落ち着いた歯医者さんで、誠実で妥協しない治療を行っております。

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